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須波さんは、地蔵の前に行き手を合わせ目を閉じると、お経を唱え始めた。私もシノもあわてて、手を合わせ目を閉じる。
「ま〜か〜はんにゃ〜はら〜・・」
須波さんの声はとても安定していて、聞いてて心地良かった。
10分くらい続いただろうか・・・。
お経が終わると、須波さんは深く地蔵に頭をたれ、しばらくぶつぶつと何かつぶやいていた。そして、ゆっくりと礼をする。私達もそれにならって、深く一礼した。
「なみさん、気分はどう?」
須波さんが振り向くと私に聞いた。
「はい、なんだかすっきりした気持ちです」
「そうでしょう。顔色もさっきよりとてもいい。祈っている間は具合悪くならなかったみたいだね」
「ええ、ちっとも」
「そこで、あなたに言っておきたい事がいくつかあるのだが。治るために是非守って欲しい事。一つは、仏を敬い、家に仏壇があるなら毎日ちゃんと拝むこと。家に仏壇はある?」
「はい、あります」
「じゃあ、できるね。それと二つ目、自分自身もっともっと自立して強くなること」
「・・自立ですか?」
「そう、あなたも、もう立派な大人でしょ。一人暮らしをして自分一人の力で生きていけるようにならなきゃ」
「・・はぁ、・・・でも、いまのこの状態じゃぁ・・」
「体調万全じゃないから無理だよね。だからこそ、いつか自力で生きていけるくらい、少しずつでも気持ちを変えていくの。そうしたら、だんだん、強くなっていけるから」
「・・・はい」と、返事はしたものの、自力で生きるという事には、今はまだ全く自信がもてなかった。
「それとね、写経を毎日しなさい」
「写経ですか・・・」
「そう、そしたら、あなただけじゃなく、まわりのいろんな環境もだんだんいい方に変わっていくから。そして、最後に、あなたの病気が完全に治ったら、またここに来て、お礼参りをして下さい」
「・・はい、わかりました」・・・と、いってもここがどこなのか全くわからないし、車の中でも、気分が悪くてほとんど外の景色を見ていなかったので、どうしたものか・・・。とにかく、帰りはしっかり窓の外を見ておこう。
「よかったね、なみ!これでまた元気になるかもよ!」
「ん・・、でさ、この場所シノどこなのかわかる?」須波さんに聞こえないように小声で言うと、シノも
「けっこう遠かったからいまいちわからない」と首を振る。
そうこうしているうちに、須波さんは車へと向かっていた。
帰りは、場所を少しでも覚えようと外の景色を見ておくはずが、また、気持ち悪くなってしまい、とうとうそれどころではなかった。
なんとか家の前に着いたので、私は用意していた、封筒に入れたお金を取り出そうとしたところ・・・
「なみさん、あなた今いらんことしようとしてるでしょ」と、前を向いたままの須波さんがポツリと言った。
「僕はね、仕事としてこういう事をやってるんじゃないの。本業はほかにあって、これは趣味でやってる。だからね、こういうことでお金だとかお礼だとかは、いっさい受け取らないんですよ」
「はぁ・・・、あの、でも、そういうわけには・・・」
「いいの。なぁんにも、気にしないで。そんなことよりも、一日も早く元気になること。それがあなたにできる私へのたった一つのお礼なんですよ」
私は思わず運転席の背中に向かって、深く頭をさげ、「本当に今日はありがとうございました」と心から礼を言った。
「ま〜か〜はんにゃ〜はら〜・・」
須波さんの声はとても安定していて、聞いてて心地良かった。
10分くらい続いただろうか・・・。
お経が終わると、須波さんは深く地蔵に頭をたれ、しばらくぶつぶつと何かつぶやいていた。そして、ゆっくりと礼をする。私達もそれにならって、深く一礼した。
「なみさん、気分はどう?」
須波さんが振り向くと私に聞いた。
「はい、なんだかすっきりした気持ちです」
「そうでしょう。顔色もさっきよりとてもいい。祈っている間は具合悪くならなかったみたいだね」
「ええ、ちっとも」
「そこで、あなたに言っておきたい事がいくつかあるのだが。治るために是非守って欲しい事。一つは、仏を敬い、家に仏壇があるなら毎日ちゃんと拝むこと。家に仏壇はある?」
「はい、あります」
「じゃあ、できるね。それと二つ目、自分自身もっともっと自立して強くなること」
「・・自立ですか?」
「そう、あなたも、もう立派な大人でしょ。一人暮らしをして自分一人の力で生きていけるようにならなきゃ」
「・・はぁ、・・・でも、いまのこの状態じゃぁ・・」
「体調万全じゃないから無理だよね。だからこそ、いつか自力で生きていけるくらい、少しずつでも気持ちを変えていくの。そうしたら、だんだん、強くなっていけるから」
「・・・はい」と、返事はしたものの、自力で生きるという事には、今はまだ全く自信がもてなかった。
「それとね、写経を毎日しなさい」
「写経ですか・・・」
「そう、そしたら、あなただけじゃなく、まわりのいろんな環境もだんだんいい方に変わっていくから。そして、最後に、あなたの病気が完全に治ったら、またここに来て、お礼参りをして下さい」
「・・はい、わかりました」・・・と、いってもここがどこなのか全くわからないし、車の中でも、気分が悪くてほとんど外の景色を見ていなかったので、どうしたものか・・・。とにかく、帰りはしっかり窓の外を見ておこう。
「よかったね、なみ!これでまた元気になるかもよ!」
「ん・・、でさ、この場所シノどこなのかわかる?」須波さんに聞こえないように小声で言うと、シノも
「けっこう遠かったからいまいちわからない」と首を振る。
そうこうしているうちに、須波さんは車へと向かっていた。
帰りは、場所を少しでも覚えようと外の景色を見ておくはずが、また、気持ち悪くなってしまい、とうとうそれどころではなかった。
なんとか家の前に着いたので、私は用意していた、封筒に入れたお金を取り出そうとしたところ・・・
「なみさん、あなた今いらんことしようとしてるでしょ」と、前を向いたままの須波さんがポツリと言った。
「僕はね、仕事としてこういう事をやってるんじゃないの。本業はほかにあって、これは趣味でやってる。だからね、こういうことでお金だとかお礼だとかは、いっさい受け取らないんですよ」
「はぁ・・・、あの、でも、そういうわけには・・・」
「いいの。なぁんにも、気にしないで。そんなことよりも、一日も早く元気になること。それがあなたにできる私へのたった一つのお礼なんですよ」
私は思わず運転席の背中に向かって、深く頭をさげ、「本当に今日はありがとうございました」と心から礼を言った。
(某年10月28日)
須波さんと出会った日から、早いものでもう一ヶ月近くになる。
あれから、私は毎日仏壇を拝み写経も続けている。
たまたま家にあった習字紙に、つづりや筆はなかったので、とりあえず筆ペンで書いていた。本当はちゃんと墨と筆で書いたほうがいいのだろうが・・・。
最初は、仏壇の引き出しにあった本を見ながら書いていたのだが、今では本がなくとも、宙でお経が言えるくらいになり、書き上げる時間も最初の頃に比べると、ずいぶん早くなった。
だが、今の所特に体調などに変化はない。
たった一ヶ月では当たり前なのだけれど。
須波さんと出会った日から、早いものでもう一ヶ月近くになる。
あれから、私は毎日仏壇を拝み写経も続けている。
たまたま家にあった習字紙に、つづりや筆はなかったので、とりあえず筆ペンで書いていた。本当はちゃんと墨と筆で書いたほうがいいのだろうが・・・。
最初は、仏壇の引き出しにあった本を見ながら書いていたのだが、今では本がなくとも、宙でお経が言えるくらいになり、書き上げる時間も最初の頃に比べると、ずいぶん早くなった。
だが、今の所特に体調などに変化はない。
たった一ヶ月では当たり前なのだけれど。
(某年11月1日)
今日は午前中、病院に行く。
特に具合も悪くならずに、着くことができた。
先生に写経を毎日していると言ったが、
「だから、何?」って感じだった。
今日は午前中、病院に行く。
特に具合も悪くならずに、着くことができた。
先生に写経を毎日していると言ったが、
「だから、何?」って感じだった。
(某年11月12日)
シノから電話があり
「あれから、どう?」
と聞かれたが、特に体調的には変わりないし、とりあえず、写経は続けてると話す。仕事中ということもあり、電話はすぐ切れた。
最近、私は薬を飲むのに疑問を感じていた。
症状を軽くするために先生に処方され、飲み始めた薬だが、近頃、薬の効果が切れ始める2〜3時間がたつと、別に外出したわけではないのに、頭がモウロウとし、ひどく気分が悪くなる。薬を飲めば、また、スーっと気分が良くなるのだが・・・。
これっておかしくない?
数ヶ月前までは薬を常用するなんてことはなかったのに、今は薬を1日3〜4回定期的に飲まないと生活できない。
病気の症状を抑えるためというのは、わかるけど、今は、薬が切れた時の具合の悪さの方が負担に思える。
シノの電話の後、ふと、今日は薬を飲まずに過ごしてみようと思った。
シノから電話があり
「あれから、どう?」
と聞かれたが、特に体調的には変わりないし、とりあえず、写経は続けてると話す。仕事中ということもあり、電話はすぐ切れた。
最近、私は薬を飲むのに疑問を感じていた。
症状を軽くするために先生に処方され、飲み始めた薬だが、近頃、薬の効果が切れ始める2〜3時間がたつと、別に外出したわけではないのに、頭がモウロウとし、ひどく気分が悪くなる。薬を飲めば、また、スーっと気分が良くなるのだが・・・。
これっておかしくない?
数ヶ月前までは薬を常用するなんてことはなかったのに、今は薬を1日3〜4回定期的に飲まないと生活できない。
病気の症状を抑えるためというのは、わかるけど、今は、薬が切れた時の具合の悪さの方が負担に思える。
シノの電話の後、ふと、今日は薬を飲まずに過ごしてみようと思った。
キツイ・・・。
時計を見ると、5時すぎ。
シノからの電話の前、午前11時頃薬を飲んでから、もう6時間ほど経つことになる。
頭の中がボンヤリ&モウロウとし、ひどく気分が悪い・・。
ベットに横になったが、天井が回っているような気がするし、脳みそにもやがかかったような感じで、現実感がない。ひどく吐き気がして、寝返りをうったり、深呼吸してみるが、全くおさまらない。
6時すぎ、母が食事ができたと、部屋に来るが、起き上がれず、食事はいらないと言う。
7時になり、8時になり、どんどん気分はひどくなり、意識が遠のいていく気がする。やはり、薬を飲まねば・・・と思ったが、とても起き上がれないし、母を呼ぼうにも階下まで聞こえるほどの大声も出せそうにない。
わけのわからない不安感が頭の中でいっぱいになる。なんとなく、頭や身体が熱い気がする。喉が渇き、胸になにかがつまっている。もう、物事を正確に把握する思考能力がどこかへいってしまった。
刻々と夜は更けていき、いっそ、眠れたら助かるのに、私はひどい吐き気と言い知れない不安感、そして、モウロウとした意識のなか、目だけはギンギンと冴えまくり、一晩中、窓の外が一刻も早く明るくなるのを待ちながら、ベットで一睡もできず過ごした。
時計を見ると、5時すぎ。
シノからの電話の前、午前11時頃薬を飲んでから、もう6時間ほど経つことになる。
頭の中がボンヤリ&モウロウとし、ひどく気分が悪い・・。
ベットに横になったが、天井が回っているような気がするし、脳みそにもやがかかったような感じで、現実感がない。ひどく吐き気がして、寝返りをうったり、深呼吸してみるが、全くおさまらない。
6時すぎ、母が食事ができたと、部屋に来るが、起き上がれず、食事はいらないと言う。
7時になり、8時になり、どんどん気分はひどくなり、意識が遠のいていく気がする。やはり、薬を飲まねば・・・と思ったが、とても起き上がれないし、母を呼ぼうにも階下まで聞こえるほどの大声も出せそうにない。
わけのわからない不安感が頭の中でいっぱいになる。なんとなく、頭や身体が熱い気がする。喉が渇き、胸になにかがつまっている。もう、物事を正確に把握する思考能力がどこかへいってしまった。
刻々と夜は更けていき、いっそ、眠れたら助かるのに、私はひどい吐き気と言い知れない不安感、そして、モウロウとした意識のなか、目だけはギンギンと冴えまくり、一晩中、窓の外が一刻も早く明るくなるのを待ちながら、ベットで一睡もできず過ごした。
(某年11月13日)
やっと、窓の外が白々と明るくなってきた。
私は、横たわったまま、明るくなっていく空をボンヤリと見つめた。
結局、一睡もできなかった・・・。
吐き気と異様な不安感に包まれ、意識がモウロウとするなか、深夜眠ることもできず、脂汗をかきながらただ、朝が来るのを待つ。
それが、どんなに忍耐がいり、そして、恐ろしいものかたっぷり味わった。
だが、まだ誰も起きている気配はない。
もう、身体の中から、気力という気力が抜けてしまった今は、誰かが、部屋に来てくれるのを、ジッと待つほかなかった・・・。
やっと、窓の外が白々と明るくなってきた。
私は、横たわったまま、明るくなっていく空をボンヤリと見つめた。
結局、一睡もできなかった・・・。
吐き気と異様な不安感に包まれ、意識がモウロウとするなか、深夜眠ることもできず、脂汗をかきながらただ、朝が来るのを待つ。
それが、どんなに忍耐がいり、そして、恐ろしいものかたっぷり味わった。
だが、まだ誰も起きている気配はない。
もう、身体の中から、気力という気力が抜けてしまった今は、誰かが、部屋に来てくれるのを、ジッと待つほかなかった・・・。
半分意識を失ったような・・・うすぼんやりと横になっていると、階下からかすかな物音が聞こえてきた。
(ああ・・・もう、下も起きたんだ。本当に朝になった。やっと、たった一人の夜が終わった・・・)
ホッとする中で、早く誰かが部屋に来てくれるのを待った。
とにかく、一刻も早くなにか飲みたい・・・。
一晩中苦しんだおかげで、喉が異様に渇いている。
薬も早く飲みたかった・・・。
(ああ・・・もう、下も起きたんだ。本当に朝になった。やっと、たった一人の夜が終わった・・・)
ホッとする中で、早く誰かが部屋に来てくれるのを待った。
とにかく、一刻も早くなにか飲みたい・・・。
一晩中苦しんだおかげで、喉が異様に渇いている。
薬も早く飲みたかった・・・。
階段をトントンと上ってくる音がする。ドアが開いて、
「朝ごはんできたけど、食べる?」
と母。母の声を聞いて、私はホッとした。
「ごめん、食べれそうにない・・・」
モウロウとする中で、ベットの中から顔だけ母の方を向きそう言った。
「どうしたの?なんか、ひどく空気が悪いよ」
母は、部屋に入ってくると、窓を開けた。
「ちょっと、寒いかしら・・・」
「・・・大丈夫」むしろ、少しヒンヤリした空気がサーっと部屋に入ってくると、とても気持ちよかった。
「ずいぶん、顔色悪いけど、どうしたの?夕べ、ごはんもたべなかったし」
母が顔を覗き込んで言う。私は夕べから、朝がくるまでの夜の事をかすれた声で、かいつまんで話した。
「ごめん、起き上がれそうにないし、とにかくなにか飲みたいから、飲み物持ってきてくれる?」
「なにがいいの?」
「冷たく冷えて、炭酸が入った栄養ドリンクみたいなのが飲みたい。あと、薬も・・・」
「わかった」
部屋を出ようとする母の後姿に、「ストローも持ってきて」と付け加えた。
起き上がって飲めそうにないので、できれば、少し身体を横たえたまま飲みたかったのだ。
「朝ごはんできたけど、食べる?」
と母。母の声を聞いて、私はホッとした。
「ごめん、食べれそうにない・・・」
モウロウとする中で、ベットの中から顔だけ母の方を向きそう言った。
「どうしたの?なんか、ひどく空気が悪いよ」
母は、部屋に入ってくると、窓を開けた。
「ちょっと、寒いかしら・・・」
「・・・大丈夫」むしろ、少しヒンヤリした空気がサーっと部屋に入ってくると、とても気持ちよかった。
「ずいぶん、顔色悪いけど、どうしたの?夕べ、ごはんもたべなかったし」
母が顔を覗き込んで言う。私は夕べから、朝がくるまでの夜の事をかすれた声で、かいつまんで話した。
「ごめん、起き上がれそうにないし、とにかくなにか飲みたいから、飲み物持ってきてくれる?」
「なにがいいの?」
「冷たく冷えて、炭酸が入った栄養ドリンクみたいなのが飲みたい。あと、薬も・・・」
「わかった」
部屋を出ようとする母の後姿に、「ストローも持ってきて」と付け加えた。
起き上がって飲めそうにないので、できれば、少し身体を横たえたまま飲みたかったのだ。
しばらくして、母がドリンクのビンにストローをさしたものと、薬を持ってきてくれた。
大丈夫?と心配そうな母に
「とにかく、これ飲んだらちょっとは元気になれると思うから」
と行った。
母が階下に降りていくと、私はさっそくストローに口をつけた。
・・・・・飲めない。
喉がこんなにに渇いているのに、ムカムカして、液体が喉を通っていかない。
(そうだ、とにかく薬を飲もう)
母が、袋のまま持ってきてくれた、薬を一つ取り出し、口に入れると、今度は思い切って多めにドリンクを飲んだ。胃のあたりに嫌な感じがした。
とりあえず、ドリンクをベットの横の出窓に置き、枕を調節し、頭を高くし横になった。
天井が回っているような気がして、思わず目を閉じた。
大丈夫?と心配そうな母に
「とにかく、これ飲んだらちょっとは元気になれると思うから」
と行った。
母が階下に降りていくと、私はさっそくストローに口をつけた。
・・・・・飲めない。
喉がこんなにに渇いているのに、ムカムカして、液体が喉を通っていかない。
(そうだ、とにかく薬を飲もう)
母が、袋のまま持ってきてくれた、薬を一つ取り出し、口に入れると、今度は思い切って多めにドリンクを飲んだ。胃のあたりに嫌な感じがした。
とりあえず、ドリンクをベットの横の出窓に置き、枕を調節し、頭を高くし横になった。
天井が回っているような気がして、思わず目を閉じた。
しばらくして、私は、近くにあったリモコンを使ってテレビをつけた。静かな部屋で、ジッとしていると、ボンヤリした頭の中は不安や悪いことばかり考えてどうにかなりそうになるからだ。
テレビでは、ちょうど、古い洋画があっていた。
それを見ながら、少し起き上がり、背中に枕を置いて、それによっかかるような体勢をとった。
やはり、喉は渇いている。
少し、脱水症状をおこしてるような気がしたので、ちょっとずつでも、ドリンクを飲む事にした。
口の中を湿らす程度に口に含み、ゆっくりと喉に流し込む。そして、映画を見ながら、休憩して、また少し飲む・・・。
もう、栄養ドリンクは、すっかりぬるくなっていた。
母が持ってきてくれた時は、とても冷えていたのに。
まだ、頭はハッきりしない。映画を見てても、内容は頭に入っていかなかった。
やがて、映画が終わり、別の番組が始まる。
その30分番組が終わった頃、やっと私はドリンクを飲み終わった・・。
もう、昼近く・・・。
この、小さい栄養ドリンクを飲み終わるのに、私は2時間もかかっていたのだ。
「お昼ごはんよ」
と、しばらくして母が呼びにきてくれたが、まだ、とても起き上がる気にも、なにか食べる気にもならず、今度は薬を飲む為に、少し多めに水を持ってきてもらい薬を飲むと、布団にもぐりこみ、はっきりしない意識のまま、今日1日ベットで過ごした。
めまいも吐き気も、その日は1日中おさまらなかった。
テレビでは、ちょうど、古い洋画があっていた。
それを見ながら、少し起き上がり、背中に枕を置いて、それによっかかるような体勢をとった。
やはり、喉は渇いている。
少し、脱水症状をおこしてるような気がしたので、ちょっとずつでも、ドリンクを飲む事にした。
口の中を湿らす程度に口に含み、ゆっくりと喉に流し込む。そして、映画を見ながら、休憩して、また少し飲む・・・。
もう、栄養ドリンクは、すっかりぬるくなっていた。
母が持ってきてくれた時は、とても冷えていたのに。
まだ、頭はハッきりしない。映画を見てても、内容は頭に入っていかなかった。
やがて、映画が終わり、別の番組が始まる。
その30分番組が終わった頃、やっと私はドリンクを飲み終わった・・。
もう、昼近く・・・。
この、小さい栄養ドリンクを飲み終わるのに、私は2時間もかかっていたのだ。
「お昼ごはんよ」
と、しばらくして母が呼びにきてくれたが、まだ、とても起き上がる気にも、なにか食べる気にもならず、今度は薬を飲む為に、少し多めに水を持ってきてもらい薬を飲むと、布団にもぐりこみ、はっきりしない意識のまま、今日1日ベットで過ごした。
めまいも吐き気も、その日は1日中おさまらなかった。
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